走り込み

U13選手権大会の敗退後、練習中にチームのビブスが無くなっている事が判明。全体責任と言う事でチーム全員で走り込みとなったそうです。今迄で一番きつい”しごき”だった様です。妻は怪我明けの息子の膝を心配して、同じ事を息子にやらさなくてもいいんじゃない?とつぶやいていました。私はその話を聞きながら、選手権大会の負け試合の事を思い出しました。

監督はチーム全体で気が緩んでいると感じたのだと思います。確かにチームの中で本気でプレイしている選手とそうでは無い選手で、明らかに分かれています。練習の時からチーム全体が本気でサッカーに取り組まなければ何もつかめないと言う事です。監督はそのチーム全体の意識の低さとばらつきを修正しようとしているのだと言う事がこの走り込みで分かります。別にプロを目指す目指さないとは関係なく自分がやると決めた事に対して100%本気で取り組んでいるか?ここが一番重要な事なのです。今のチームはこの一番重要な事が出来ていない訳です。

この前の試合を見た私の勝手な解釈ですがね、、、

これくらいの走り込みは他のチームでは当たり前の様にやっている事の一部でしょう。それを考えればこのチームの練習は緩いのかもしれません。常に本気を出さなければ外されて行くと言う危機感が薄い様です。精神面を重んじる日本の育成の特徴なのかもしれませんが、チーム全員に対して底上げして行く事は効果的ですしチームとしてまとまり易くなります。プロの環境(チーム)では、本気でやらなければ外されて行くだけです。そのまま自分に返ってきます。人の成長は、自分でどれだけ本気で物事に取り組んでいるかに比例していると思うのです。自分でも納得いくまで本気で取り組めば、育成の期間での結果なんていうものは重要では無いんです。それを経験する事で得られる力が一生の宝物なのだと思います。サッカーを通じてそれを体現できるのだから本当に素晴らしい時間を過ごせる訳です。

自分の息子がそこまで本気で何かに取り組む姿を、親として見ていられる事も幸せな時間だと思います。今ある時間に感謝です。

子育てとサッカー

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