U14リーグ 第3節

 週末にU14リーグの公式戦がありました。毎回一つ上のカテゴリーで勝つ事の難しさを痛感させられます。今回も前半のうちに2失点し終始自陣ハーフでの守備の時間が多くフォワードの息子の所までボールが来ませんでした。体格でも勝る相手に小柄な中盤の選手達が果敢にボールを奪いに行きますが、軽くあしらわれ、奪った後もパスが繋がらず攻撃に展開できませんでした。失点を重ねるたびにモチベーションが下がって行くのが分かるようになってきて、この状況をどの様に修正して後半へと入って行くのかは監督の腕次第と思っていましたが、主要メンバーを全て交代させベンチの選手達に出場機会を与え経験させる事を優先したようです。後半にも2失点し0-4で終了。まだまだ先は長いな~と思う内容と結果でした。

試合後息子の動きに対して質問しました。前回の練習試合と比べて明らかに走りとプレスのかけ方が甘く、中盤まで下がってボールをもらいに行く場面も殆ど無く、トップで孤立している状況が長く見受けられたからです。息子曰く、監督にそうする様に言われたとの事。私にはここの所がサッカープレイヤーの分かれ道になると思うのです。日本人は特に上の人間からの指示に忠実に従う習性があります。何故か?学校でその様に訓練されているからです。組織の中にはめ込む教育が主体の日本で、上手な選手は出てきますが自分の判断でリスクを負うと言う行動にはなかなかなれない様な気がします。サッカーはフィールド上で様々な状況に変わって行くスポーツです。失敗した時のことを先に考える思考になっていると、どうしてもありきたりのプレーしか出来なくなる様に個人の積極性が出にくくなってしまいがちです。その様な状況下でも積極的にリスクをかけてチャレンジして行くところに観客たちは興奮と感動を覚えるのだと思います。ある状況下では、監督の指示を承知の上で自分の判断でリスクを取るところにサッカーの醍醐味がある様な気がします。失敗すれば監督に怒鳴られるでしょうし、それが成功して得点にでもこぎつければ称賛される訳です。そこは育成年代の時にどんどんやるべきだと思うしその失敗の経験を多くしたものの方が将来的には有望選手になれるように思います。育成年代から監督に怒鳴られるから、言われた事だけをやっているのでは、成長出来ません。育成年代の監督も失敗するごとに怒鳴っていては子供は自らリスクを取る事を避けて行く様になってしまいます。やっぱりこの年代の監督の質は将来のサッカー選手だけではなく一人の人間を育てると言う意味においても、とても重要な役割なのだと痛感した次第です。

子育てとサッカー

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