監督としての姿

今年はイングランドプレミアリーグの開幕戦が私の連休と重なったので一日中録画しておいた試合を見ることが出来ました。そのなかで私達がサポートしているマンチェスターシティーの監督に今年から就任したのが現代サッカーの最前線を行くペップグラウディオラ監督。この監督と3週間トレーニングをしたあるシティーの選手は、今までのサッカー人生よりもこの3週間の方がより多くの事を学ぶことが出来た。とコメントし、イギリスの選手達はこのスペイン人監督の英語での説明がとても分かり易いとコメントしていました。常に新しい事にチャレンジし結果を出し続けるペップ。リーダーとしての見習うべき姿がそこにはあります。

厳しすぎて、選手が付いて来れなくなった事も有った様ですが、サッカー界でトップクラスのクラブチームを率いて行くには必要な規律なのだと思います。選手とのコミュニケーションも巧みです。ここ数シーズン正ゴールキーパーを務めていたイングランド代表でもあるジョーハート選手。ペップグラウディオラ監督はその選手をベンチに座らせています。監督は1対1でその理由についても話をしており、記者会見でもその事について質問を受け、はっきりとした理由を述べていました。後は選手の判断で新しいクラブへ移籍するのか留まって監督のプレイスタイルに合うように一からトレーニングするのか、決断する事になります。これだけはっきりと記者会見で理由を答える事が出来るのも、その選手をきちんと評価しているからだと思いましたし、選手とのコミュニケーション能力が高いのだと感じました。

育成年代の監督にこの様な人材がいれば日本のサッカーも大きく変わるのだろな~と思います。サッカーだけではなく違う分野でリーダーとしての立場の人達にも共通する人のマネージメントには、勿論、父親の私も見習うべき点がある訳です。この監督の下で成長したいと思う選手も多く、一人の指導者/監督がこれだけの影響を与える事も稀な事かもしれませんが、監督の重要性が分かります。育成年代の監督から、選手達は多くの事を学び吸収して行く事を考えるとこの年代の監督はとても重要です。ドイツの育成年代の監督のステイタスはとても高く、尊敬されています。こうした環境が監督たちの質を高めて行くのだろうと思います。息子がジュニアユース年代になって強く感じる事は、監督と親とのコミュニケーションが殆ど無いと言う事。自立させるため、意図的に子供達だけで全てをやらせているのだろうと思いますが、それと、親とのコミュニケーションは別だと思います。育成年代では特に必要な気がします。息子のチームでの話を聞いていると、どうしても昔の軍隊を連想してしまいます。一方的なんですよね~。どうしても戦後からの押し付け感から抜け出せない様な気がします。よく海外の監督が日本の選手達は皆上手だが個性が無いと言う事と関係している様に思うのですが。学校で十分縛られているのだから、サッカー位もっと自由を優先した方が育成は上手く行くんじゃないかと思う今日この頃です。

子育てとサッカー

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