想い

息子は一週間の休みを得て、大分リラックス出来た様子です。この休みを利用して久しぶりに会った親族たちは口を揃えて大きくなったね~っと言い、真っ黒に日焼けした息子を見てサッカーの話題になりました。息子の普段のハードなスケジュールと私達の息子へのサポートを聞いて、まるでオリンピックの選手達の様だね、と言う人もいます。実際に、オリンピックでメダルを取るような選手達は、息子の練習時間よりはるかに多くのトレーニングとコンディション調整に時間を費やしていますし、私から見てまだまだ息子は本気度のスイッチがオンにはなっていないと思います。本人は一生懸命にやっている”つもり”ですが、自分の周りにもっとすごい人がいると言う事に気付いていないだけです。一流の選手達の姿をテレビで見ても、そこに映し出されているのはその選手の結果としての姿で、テレビに映る前の努力のトレーニングの毎日はテレビの画面からは伝わりにくいのです。その舞台へ立つまでの過程は、本人の強い意志と周りのサポートが必要です。よく人から、そんなに頑張ってもほんの一握りの人しかプロにはなれないし、きちんと勉強をしていたほうが無難よ、と言うコメントを聞きます。結果を気にして無難に学歴を付けた方が良いと言う考えも分かります。財産を築き上げ、子供達に高等教育を与えてあげられる家系をうらやましいと思う事も有ります。私は息子に何も残してあげられませんが、ギリギリのところで、結果よりもがむしゃらに自分の好きな事に向かい合い努力する事でその過程で得られる物は息子の人生の財産になると思っています。私が息子に残せるものは、そんな想いだけです。

子育てとサッカー

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