心理マネージメント

前回の練習試合で相手チームの監督がサイドラインから怒鳴りちらしていた事や、試合後に選手一人一人に対して嫌味を言いながらの説教が子供の心理上、何かプラスになるのか?私には疑問です。

サッカーと言うスポーツは、自由度が高く、常に変化する状況下で選手一人一人の判断によって行われるものなので、監督の感情に支配された怒鳴りながらの指示は、選手達は戸惑うばかりで逆効果だと言う事は見ていても分かります。そもそも監督と言う職業の一番大事なスキルとは、戦術や技術面での知識よりも心理マネージメントなのだと思うのです。いかにして選手一人一人に、自分の判断でリスクにもチャレンジして行ける環境を作れるかがこれから先選手達にとって、サッカーにおいても人生においても一番有益なトレーニングなのだと思うのですが。力ずくで押さえつけ、言う事を聞かせるやり方では、状況が変化した場合、選手は積極的な決断が出来なくなる訳です。親離れできない子供と一緒の状態です。

チームでの戦術や決まり事がある中で、変化し続ける状況に応じて自分の判断で積極的にリスクにもチャレンジして行く事が出来るサッカーというスポーツは、これから先の人生においても必ず自分のプラスになると思います。その大切な部分を削いでしまう様なやり方は、本当の育成では無いように感じます。

子育てとサッカー

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