学校教育とサッカー指導

今週末は地域リーグの2戦目、3戦目が土曜日と日曜日に入っていますが、息子は土曜日から学校の移動教室のため火曜日まで帰ってきません。数名のチームメイトも土曜日に運動会があるため欠席です。出場する他のチームメイトの健闘を祈りながら寝不足の息子は朝7時に出かけて行きました。ぎっしりと詰まったスケジュールをこなして、今回サッカーから離れてクラスメイトと行く移動教室は息子にとって良い気分転換になる事を期待します。

先週に受けたリハビリでは、膝のオスグットの状態はかなり良くなっていてこのまま無理をしなければ大丈夫との事でした。しかし新たなストレッチ方法を教わった際に、また改善すべき点がありそこを重点的にトレーニングする必要が有るとの事でした。怪我の予防にもなると言うので息子も真剣に説明を受けていました。リハビリのあった日の後の練習日は前回の練習試合の映像を見ながらのミーティングと反省会でした。攻撃の際に息子が出したパスについて指摘されたそうです。私もこのシーンは自分で撮ったビデオを次の日に息子と観てこの時息子はどの様なイメージでこのパスを出したのか聞きました。息子がいたサイドラインから、ワントップの選手へ空いていたスペースに出し、自分が中央でそのリターンをもらうと言うイメージだったそうです。私はそこまでのイメージが描けていたのなら悪くはない選択だったと納得しました。しかもチームの練習の時にもこの様なシーンで上手く行って得点に結びついた事も有ったそうです。この練習試合の時には空いているスペースへ走りこむと予測して出したパスにワントップの選手が動かずディフェンダーに取られてしまう結果となった訳です。他にも私が観た感想と息子の意見を交わしながら他の場面での改善点は無いか探りました。その数日後のミーティングで私はチームの監督がどの様な指示を出すのだろうかと興味が有ったので、息子にどの様な事を言われたのか聞いてみました。監督は攻撃の時の息子のスペースへ出したパスについてただ悪い判断だったと言っただけだそうです。ここで監督が息子に対しもう少し深く問いかけていたらこれから先も可能性は広がるのにな~と残念です。一方的過ぎると思うのですがね~。サッカーに正解は無いと言う前提での事なのに。このシーンで息子のイメージ通りワントップの選手がスペースへ動き出してピッタリとマークされていたディフェンダーを連れ出し空いたスペースで息子がパスリターンを受けてシュートまでもって行けていれば悪い判断では無かったわけでしょう?何が悪い判断だったのか?もう少し深く議論してもらいたかったと言うのが息子と私の感想です。監督は今迄中高と学校の部活指導をしてきただけにどうしても上から目線での指導が強い様に感じてしまいます。特に昔ながらの押し付けの強い日本の学校教育はサッカー指導には適さないと感じていただけに、少し心配になって来ました。新しいチーム、新たな指導方法で、と私が勝手に期待をし過ぎていると言う事も有りますが、この様な指導の仕方では、子供の想像力を伸ばす事は難しいのではないかと思います。やっぱり全てを監督に任せるのではなく、親は子供の自由な創造性を大切に伸ばしてあげる様に失敗してもチャレンジしたことを褒めて行けるように意識する事が大切なのかと思います。ま~そこまで毎回子供のやっている事に関与する事は難しいですが、少しでも時間を取って子供から本心を聞きだす親としての努力は必要かと思います。

子育てとサッカー

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