新たな日々
年初めから世界情勢が騒がしくなっています。日本で生活しているとなぜだか、遠い異国の地の出来事の様に感じてしまう程この国の普段の生活は居心地が良いのだろうと思います。産まれ育った国と言うより、昔から継承されている“私達のDNAとこの土地と空気、雰囲気などの相性が良いから“の様な気がします。息子はアメリカで産まれ9才まであちらで育ちましたが、日本へ帰国してからの息子はあっという間に学校に馴染み今では日本での生活の方が楽しいと言っています。この私達の生きている世界には、目に見えないもの、感じる事が出来ないものが数多く存在していると思うのです。今を生きていること自体が奇跡的な事であり、アメリカでの生活や帰国してからの日本の生活は、私にとってその事に気付かせるための一瞬の出来事だった様に感じます。その一瞬の出来事にも自分なりの努力をする事は生きる上での必修課題なのだと思います。
アメリカに渡ってから少なからずコミュニケーションの取り方で自分に劣等感を感じたり、差別的な態度を受けたりもしました。でも根本的な原因は差別をする相手ではなく自分の努力不足なのだと気付いた経験も今では自分の財産となりました。辛いと思う経験は逆に自分を成長させるチャンスなのだと思えるようになるまで時間がかりましたが、今年から中学生になる息子には、何かのせいにしたり、言い訳をするまえに、まず自分が出来る限りの努力をしたかどうかを常に意識して取り組んでいくように伝えていこうと思います。
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