セレクションからの仮説

今回、息子が受けたジュニアユースのセレクションを見て、ある事を感じ取ったので日記に残しておこうと思います。私の勝手な憶測と仮説ですので批判のコメントはご勘弁を。

息子は去年の11月よりFC東京のアドバンスクラスに入会させて頂き普段の息子のサッカー環境よりも上のレベルでトレーニングが受けられていました。週に1度のクラスは息子にとって毎回チャレンジをしに行く場となり6年生になったばかりの時期に自分に課せたプレッシャーから壁にぶつかり約6週間余りサッカーが出来ない状態がありました。私はこのままサッカーを止めてしまうのではないかと思っていましたが、徐々に復活しジュニアユースのセレクションを受ける事が出来るまでになりました。多分本人はここまで来るのにとても大変な思いをしたと感じている事でしょう。

そして、今回受けたFC東京のセレクション。コーチ達は子供達の何を見ていたのだろう、セレクションに残って行く子達と残れない子達の何が違うのだろうか?とつぶさに観察していました。特にアドバンスの子達はF東のコーチ達から見ればごまかしようのない位良く知っている訳です。週に一度ですがその子が努力を続けているかどうかは一目見れば分かるのです。

その一つに毎回練習前のウォームアップの時にやるリフティングがあります。両足でインサイドだけを使い左右交互にリフティングするのですが、これがなかなか上手くいかない訳です。その上今度はアウトサイドだけを使い左右交互に。完璧に出来ている子はまずいませんでした。

セレクションの時ジュニアユースの中一の選手がこれをみんなの前でデモンストレーションしてくれていました。

まずはここです。毎週練習前に行われるこのリフティング。セレクションでもウォームアップとしてやっていました。私にはここがまずポイントだったのだと思います。特にアドバンスクラスの子達はセレクションまでにこれを練習する時間が十分すぎるほどあった訳です。息子が初めてこのクラスに参加した時に息子は全然出来ていませんでした。あれから何か月たったでしょう。未だに出来ていません。これがサッカーに対する今の息子の決意の表れなんです。この程度だと言う事です。ジュニアユースチームの最強軍団に受かる訳が有りません。受かっている選手達はもっとサッカーを真剣にとらえています。言葉では誰でも同じ様に”プロのサッカー選手になる”と言えますが、この決意の固さには大きな差がある訳です。それにこのリフティング、私も試してみた事があります。自分でやってみると分かるような気がするんです、なぜこのリフティングをず~と練習前にやらせていたのかが。そして、ジュニアユースの選手が完璧に出来ている理由が。

これ、私の勝手な憶測です。

このリフティングをするには股関節を大きく広げなければなりません。この足の股関節の動きが重要です。股関節が固いと上手く出来ないんです。これが出来る様になると股関節もきちんと伸ばすことが出来、練習中の怪我の防止にもなるのではないかと思うんです。だから毎回練習前に、このリフティングをやらせて出来る様にさせる事が必要なのではないかと推測しました。逆にこれが十分な時間を与えられても出来ないような選手はいらないとも取れますよね~?だって練習前のストレッチすら出来ていないんですから。

確かに今どきの子供達は昔と違って色々とやらなければならない事も有ります。でもテレビを見たりゲームをやる時間があるのなら自主練だって出来たはずです。楽で楽しい方がいいのは分ります。誰だってそうですから。ここがプロになって行く人と普通の人になって行く人の差なんではないですかね~。どこまでコミットする事が出来るか。どこまで犠牲を払う事が出来るか。でも、自分の息子にそれを押し付けたりはしませんがね~。だって親に言われてやっているようじゃあ絶対に成功できないし途中で止めてしまうのは目に見えていますから。親は子供をどれだけ自分から本気モードにスイッチを入れられるかを考えた方が良い訳です。だから環境は大事だと思うんです。特に子供は親を見ていますから、親の私も本気にならなければならない訳です。

今回のセレクションで得られたこの仮説は大きかったと思います。アドバンスクラスからこのFC東京ジュニアユースのセレクションで私自身の勝手な憶測では有りますがプロへの道の厳しさや気持ちの持ち方を学べたように感じます。FC東京様には頭が上がりません!!この場を借りて親子共々感謝いたします。

後は息子がどの様に反応するかです。このまま楽しくサッカーを続けるのもオ~ケ~ですし、ここからをスタートだと思い気が済むまでやってみるのも良しです。まだまだ先にはチャンスもあるし、もっとサッカーから学べる事も有ります。

私には、五体満足で健康でいられ日々成長して行く息子を見ているだけでも素晴らしい事ですから。

子育てとサッカー

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