感じ取れる力

今月、毎週の様に入っているセレクションと選抜大会の練習で息子のチームの練習にはほとんど出れません。痛めている膝と踵を治すため平日のチーム練習を休んで行っている水泳もあるため息子のスケジュールは結構ハードになってきました。未だに2次セレクションから先の壁は厚く、J下部のチームへ入るため求められている精神力や技術力やスピードのレベルは、普段その様な環境で練習していない息子にとっては、完全にレベルの違うサッカーです。トレセンやアドバンスでの練習でもいつもチャレンジャーの気持ちで挑んで来ましたし、今でもトレセンやアドバンスの練習の前には公式戦より緊張している様子です。肌で違いを感じているのだろうと思います。

帰国してから何もジュニアチームの知識も無く、たまたま転入する事になった学校の校庭で今のチームの練習を行っていて若いながらしっかりとしていて人柄も良いコーチに好印象を受け、今のチームへ入団した訳ですが、そんな時、色々と体験をしていた息子にアメリカにいた時の息子の入っていたチームのコーチから、知り合いがあるチームで指導しているので紹介するとメールをもらっていたのですが、結局日本に不慣れだった息子と私は電車で通う事がネックとなり体験もしないままそのチームがどの様なチームかも調べずに終わってしまいました。そして今回、約2年越しでそのチームのセレクションを受ける運びとなりました。その知り合いのコーチはもういない様ですが、J下部のチームと何ら引けを取らないレベルのチームなので狭き門と言う事には変りません。息子にとってこのセレクションも厳しい事には変わらないでしょう。

そんな中、息子のサッカー友達はほとんど今週末に行われる全日本少年サッカー大会に出場する様です。U12後期リーグで残った20チームによるトーナメント戦です。去年までの大会様式だった場合、息子のチームは1,2試合で早々に公式戦も終わっていたと思いますが、今年からリーグ戦へと変更になったおかげで勝てないチームでも息子は大分楽しめたと思います。小学生のサッカーも終わりに差し掛かってきました。 ジュニアユースのチームがどのチームになろうとも、今の息子の実力でそのチームが決まり、納まるところに納まる事と思います。

ただ、受かった受からなかったで終わりにすることなく、このセレクションで自分に何が足りなく何が通用したのか、肌で感じる事が大切なのだと思います。セレクションがだめでもこの感じる力を良い方向へ受け止め大切にして行けば自己分析が出来る様になり、いろいろな”気付き”が得られる様になります。そして、サッカーだけではなく社会に出た時に、この感じ取れる力は人としてとても重要な要素となって行くと思います。

子育てとサッカー

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