ジグソーパズル

今月から毎週のようにジュニアユースの練習会やらセレクション等が入ってきて息子も私も気の休まる時間がなかなかとれないでいます。本格的になって来たセレクションですが、この時点ですでに内定をもらっている選手もいる中、地道に一次セレクションからチャレンジして最終セレクションまで残る事は本当に大変なことだな~と実感しています。ジュニアユースのセレクションはただ上手いだけでも受からないもので、特にジュニアチームを持っているクラブは、すでに選りすぐった選手を抱えている訳です。セレクションの時に行われるゲームでも、いくら技術レベルが高くてもジュニアチームの選手と同じ様なプレイをする選手であれば必要無い場合もあるでしょう。すでにジュニアユースチームに加入が決まっている選手でチーム構成を考えたうえで(補強)する、と言うのが自然な流れなのでしょうし、その補強するポジションに合った選手を探すのがセレクションなのだと思います。東京都選抜に選ばれるぐらい上手な選手ならばポジションも関係なくどこのチームの欲しがるのは当然でしょうし、チームによっては、上手さより個性がひかる選手を探しているクラブチームも有るようです。コーチの描いているチーム構成に丁度当てはまる選手がセレクションで残って行くのでジグソーパズルの欠けたピースを埋めて行く作業の様なものです。これから伸びるだろうと思われる選手を含めあれだけの大人数の中から数名に絞って行く作業も大変な事だと思います。息子の知っているすでにJ下部のジュニアユースに入団が決まっている選手が、そのセレクションでは初めから背の高いフォワードを探していたそうでその条件にピッタリとはまったその選手が最後まで残り入団が決まったそうです。

息子が参加したあるクラブチームの練習会も皆、都トレや県トレクラスの強者ばかりでした。今迄経験したサッカーの中で一番レベルが高いと肌で感じたそうですが、毎回いつまた呼ばれるのか分からないこの練習会で計7回参加し、息子がそのメンバーに残っていた理由を考えると、息子の個性を見てくれたのかな~としか考えられず、他の息子より上手な選手は強烈なほどの決定力や突破力を持っていて、この様な選手がジュニアユースへ上がって行くんだな~と何となく感じました。今回の練習会は、セレクション前のセレクションと言う事みたいです。この中でコーチの気に入った選手には内定を出すそうです。もし内定をもらえなくても、一般セレクションの方で、4次セレクションから再チャレンジして下さいとのことです。でも、その時にはすでに多くの選手が内定で決まっている訳で、4次セレクションで残る選手はほんの一握りなのが現状でしょう。今回内定をもらえなかった選手が一般の4次セレクションで受かる事の方が難しい様に思うのですが、育成で定評のあるクラブチームのこの狭き門をくぐり抜けてても何の保証もない訳で、どこのチームには行っても最終的には本人の努力と意識の持ち方が大事な事でしょう。これから先は楽しかったサッカーも次のレベルに変わって行く節目の時。精神力や人間性も交えて複雑に絡み合いながらサッカー選手の前に人として成長して行ってほしいです。

子育てとサッカー

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