地域トレセン 6年生選考会
6年生最初の地域トレセンの選考会がありました。息子はあまり、と言うかほとんどやる気も無く取りあえず参加したと言う感じです。この様な機会を与えてもらっている立場で、その様な気持ちで参加すること自体大変失礼な事なのですが、息子の気持ちが折れかかっている現状では、参加出来た事だけでも奇跡的な事でした。所属チームの運営状況が変わりコーチへ今回の地域トレセンについてのメールが届いていなかったのでコーチすら今回の地域トレセンの事は知らず、U12リーグの試合の時にお会いした同じ地域トレセンに入っている子の親御さんから聞いた情報から今回の開催を知り、のりきではない息子をほとんど手を引っ張る状態で連れて行きました。今回、絶対に行きたくないと言うような態度ではなかったので少し息子の背中を押してみました。
結局確認のメールを受け取ったのは当日の朝。現地域トレセン選手プラス、ブロックトレセンより推薦者5名が参加しました。久しぶりにあう同じブロックトレセンの子達と楽しそうに話をしている息子でしたが、会場に着くまでとても緊張した様子でした。会場まで足を運んだだけでも誉めてあげたい気持ちでしたが、自分から靴を履き変え準備をする息子の姿は、私よりも冷静な態度に見えました。
軽いウォームアップの後、今回の推薦者チーム対現地域トレセン選手チームの紅白戦。15分を5~6本やったでしょうか、久しぶりにプレイする高レベルでのサッカーで、プレイスピードについていけるか心配していた息子ですが、そつなくこなした、と言う感じでした。
解散後、息子に感想を聞きました。自分の所属チームでは味わえないレベルでのゲームは楽しかったそうです。中盤でプレイしていた時、スペースにボールを出せば必ずサイドの選手が走りこんでいてかなり遠目にパスを出してもきっちりと拾ってくれてクロスが帰って来る、強いチームでは当たり前の様なプレイでも、普段チームで感じる事の出来ない面白さなのだと思います。疲れた~と言いながらも得られるこの充実感は、この様な環境に身を置かなければ体験し難い事と本人が一番よく分かっているのだと思います。息子にとって、この日は大きな一歩となった気がします。チームの中での自分の役割、個を磨くためのトレセンやF東。息子の中ではまだ、この二つのサッカーを同じサッカーとしてとらえている様におもいます。この二つのサッカーにどの様に向き合うのかを息子自身、きちんと整理して理解をする必要があると感じました。
ただ楽しくてやっていたサッカーが、いつの間にか自分にプレッシャーをかけてしまっている事になって戸惑っている現状は、ちょっとした事がきっかけで、今まで以上にやる気を出せるようになったり、逆にサッカー自体止めてしまう事さえある微妙な時期なのかもしれません。しばらくの間は息子との会話も慎重になってしまいます。今は、もやもやする気持ちでいっぱいですが、それでも家族全員、健康でいられる事に感謝です。
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