プレッシャー

アドバンスクラスの練習日、息子はまだ参加する気分になれず先週から整理が出来ないでいる自分の気持ちをクラスのコーチに伝えるため、練習場へと向かいました。やはりチームのコーチ同様にきちんと説明して置く必要があるので、事前に私の方から息子の事でお話があるので、お時間を頂きたいと電話を入れておきました。コーチは快く了解してくれて、まともに挨拶を交わした事の無い6年生の担当コーチともう一人、新しく担当を任されたと言うコーチの三人で話をして来ました。

私の方より、今回の事情をはなし、私なりに感じた息子の状態を説明して、これからどの様にするかを話し合い、車の中で待っていた息子を呼びに行きました。息子は、私と入れ違いでコーチの所へ。

15分~20分ぐらい話していたとおもいます。戻ってきた息子は少し笑顔が見て取れたので、コーチ達は上手く息子のプレッシャーを外してくれたのかな?っと期待しました。

もう一度、私がお礼の挨拶と息子がどの様にコーチ達へ説明したのかを聞きに向かい、コーチから息子と話した印象と今後の対策について説明を受けました。

本人はしばらくの間お休みをもらいたいと伝えたらしく、コーチもそれで構わないとの事。やはり色々な事が重なってプレッシャーから解放されたかったと言っていたそうです。私が思っていた通りでした。

胸の内を吐き出せた息子は少し気持ちが軽くなった様子です。息子の話を聞いたコーチからの印象は、色々な事を心配し過ぎていると言う事でした。ジュニアユースのセレクションの事、中学校の選択肢、ハイレベルでのトレーニング等々。本人は自分はサッカーが上手ではないので、全て上手く出来なかったらどうしよう、と自分にプレッシャーをかけてしまっているようですと感じたそうです。

それを聞いて真っ先に、私と妻が知らず知らずのうちに、そのプレッシャーを息子にかけてしまっている、と我に返りました。私と妻は話し合い、まず私達からのプレッシャーをなくす努力をしようと決めました。親からすれば、子供の将来のため、躾や教育のつもりで言っていた事が実は息子にとって、とてつもない大きなプレッシャーだったのだと改めて反省しました。

考えてみれば、もう6年生。今回の事も息子の自己主張なのです。今までは親に手を引かれるまま、与えられた環境の中、育ってきましたが、自分の意思をこれだけはっきりと表現したのは初めての事だと思います。それも好きでやっているサッカー環境を自分で否定したのですから、自分の息子の成長に微笑みたい気持ちです。子供と接していると、どちらが教育されているのか分からなくなります。子供達の持っている純粋な心に触れたようで、私自身本当に幸せだと思いました。今回の件で、無知な親からのプレッシャーを受け続けた息子から、純粋な愛情と言う心を教えられた情けの無い私でした。

息子と一緒に成長出来る一日一日を大切に生きようと思います。

子育てとサッカー

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