突然の涙 その後

月曜日に突然サッカーを楽しめないと感じ泣き出してしまった息子は、今週末のリーグ戦も無理かもしれないと思って試合の出席の返事を保留にしておきました。土曜日のチーム練習に参加はしたももの日曜日の朝から入っているリーグ戦の初日、着替えを済ませて家を出るまでは分からなかったのですが無事家を出る事はできました。私としては、またいつ泣き出して行かないと言ってくるかドキドキしていました。

会場へ向かう電車の中、なるべく息子にプレッシャーをかけないようにプレミアリーグの今週末の試合の結果を二人でチェックして今晩行われるマンチェスターダービーの話で少し盛り上げ、なるべく本人の試合の事には触れないようにしていました。息子は今までと変わらずサッカーの話を楽しそうにしていました。

会場に着くとチームメイトはまだ誰も来てない様子。徐々に集まり初めてコーチと挨拶をして、爪のチェック。2,3人の子の爪が伸びていたらしく、爪切りを探し出したとき、息子は自分のバックから爪切りを取り出してその子達に渡していました。私はそれを見て、これなら今日は大丈夫そうだな~と思いました。誰に言われる事もなく自分でキチンと準備をしていたんだ~と思うと少しホッとしました。キャプテンとして望まなくてはならない試合、私が思っていたより息子は心の準備が出来ていたようです。

会場へ入ると数名のトレセンコーチも来ていて挨拶をしてしばらくすると、次にアドバンスクラスで一緒の子が息子の名前を呼んで手をふってきました。さらに同じブロックトレセン所属の子にも名前をを呼ばれていました。日本に帰国してまだ1年半ですが、サッカーを通じて仲間意識を持った子の数が多い事は幸せな事だと息子に言いました。これもきつく、プレッシャーに感じたトレセンの練習やアドバンスクラスに参加してきたからです。

第1試合目、上手くシュートまで持って行くことが出来ずに、0ー0で折り返し後半もなかなかゴールが決まらず引き分けで終わるかと誰もが持った瞬間、息子の放ったシュートがゴールのサイドネットに突き刺さり1ー0で試合終了。見事初戦を勝利で飾る事が出来ました。何よりも、あれだけ心が折れ欠けていた息子の劇的なシュートで試合に勝てた事で、息子にとって良いきっかけになってくれればと、期待できる結果となりました。第2試合目の相手は古豪のチームでかなり手強いチームなのだそうで、前半から守備にかかる時間が多くなりなかなか攻撃に切り替える事が出来ませんでした。後半も危ない場面がいくつかありましたが0-0で試合終了。強豪チーム相手に勝ち点1を奪えたことは良かったと思います。息子は今日の試合で少しは気持ちを入れ替える事ができた様に思います。まだ不安定ですが、明るい兆しが見えてきたことは喜ばしく、こうしてサッカー環境の中で支えられ、成長して行ける事に感謝したいとおもいます。

子育てとサッカー

過去の記事はこちら

0コメント

  • 1000 / 1000