支える言葉

突然サッカーが楽しめないと感じてしまった息子は、チーム練習日であった昨日、着替えてあと5分で出かけるところまでいき、また泣き出してしまい、結局チーム練習も休む事になりました。かなり精神的にまいっている様子なので何とか気分転換をさせようとしていたのですが、今のところ本人の意識が変わるのを待つしかないようです。

欠席する事をコーチに伝えるためと現在の息子の状態を説明するため、いつもの練習場へと向かいコーチ達に少し時間を取ってもらい息子の状況を説明しました。3人いるコーチは皆、学生時代かなり高いレベルでサッカーをやっていた方たちで3人とも口を揃えた様に今の息子と同じ経験をしたと話してくれました。

コーチ達はその時の理由や状況は息子とは違うのですが精神的な部分は同じで、息子の気持ちが良く分かると言ってくれました。高校生の時に辛くてサッカーを楽しめなくなり涙ながらに止めるとコーチに言ったのだそうです。その時支えてくれたのは、親であり、コーチ達だったそうです。コーチはこの様な息子の状況は早いうちに対処しなければ時間が経つにつれ気持ちがどんどん、楽しいはずのサッカーから離れて行ってしまうと説明してくれました。

学校から帰宅した息子をコーチの所へと向かわせました。話を終えて帰宅した息子に”どうだった?”と聞くと、今は楽しいと思えるサッカーをやればいい、チームでキャプテンで10番を任されていても、固く考えずに今迄通りに楽しくプレイすればいいと言われたそうです。その後、少し気持ちが落ち着いた感じの息子と久しぶりにFIFAのサッカーゲームを楽しみました。サッカーが嫌いになった訳では無いので、サッカーがやりたくなったらまた、練習に参加すればいいでしょう。コーチには感謝致します。この様な時、理解を示してあげる事がどれだけ子供にとって大きい事か、分かってもらえて幸せです。

一歩間違えると、逆にそんな弱い気持ちでプロになんかなれるか!!と一喝される場合もあるわけで、まだ未熟な11歳には性格次第で人生が変わってしまうぐらいの影響力があるんです。息子の性格では、今回の事はこうする方が息子のためになると思うので、無理に辛いと思う事をさせる事は逆効果だと思いました。

FC東京のアドバンスクラスや地域トレセンなどは、上手な子達と出来る楽しさの反面息子なりにプレッシャーを感じていたのだと思います。しばらくの間は息子の気持ちに素直に従って、好きなようにさせようと思います。

子育てとサッカー

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