受験について
日本に帰国してから1年がたち、5年生の息子はいまだ学校の勉強について行くのがやっとのようで、たまに持ち帰るテストの点数を見ると、大丈夫なのかと心配してしまいます。私は学校のテストの結果はあまり気にしていませんが、妻が結構顔色を変えて塾に行かせなきゃ!と言い出し始めています。
5年生になったのを見計らって私は、色々なことを少しずつ息子に決断させる様に心掛けています。もちろん息子には1つ1つ説明して何故そうするのかを理解させてから考えさせます。1つの大きな決断は、サッカーのクラスを2日減らして、同級生達と遊ぶ日にしたことです。遊んでいる息子の同級生達は皆、受験をするため、塾に通っているのだそうです。息子が受験ってなに?と聞いてきたので、説明したのですが、いまいちピンとこない様子。なのでサッカーの選抜チームのテストのようなものだと言ったら、なんとなくわかったみたいです。もしどこかのジュニアユースチームに入れなかったら中学校のサッカー部でプレイすることになり、現時点で通うことが出来る中学校にはサッカー部はあるけど部員数も足りていない様なレベルだから、サッカー環境の良い中学校に行くとなると受験をしなければ入れないんだ、と説明はしてあります。本心は、小学校5年生でもう受験を考えて勉強しなくてはならない事に危機感を覚えています。子供はそのときにしか感じる事や考える事が出来ない物があるはずで、大人の作った型にはめこむ様な勉強や受験は子供の無限大の可能性を狭めているような気がします。
息子がサッカーよりも、友達と遊ぶ時間を優先したことは私には、当たり前の事に思えたし、アメリカでは出来なかった事でどんな勉強やサッカーの練習よりも、遊びの時間は、息子にとっては貴重な事だと思います。
そのなかで、自分はどのようになりたいのかを考えて自分で決断出来るようにいろいろな情報や考え方を息子にサポート出来れば、と思います。
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