サッカーに必要な考え方

サッカーが上手な子供と言っても、ドリブルが上手い、パスが上手い、シュートが上手い、ボールを蹴るのが上手いと一言では分かりません。ただ、本当に上手い選手は基本的な技術があり、その上に良い判断が出来ると言う事が不可欠です。

逆にボールを扱うのが上手でなければ、良い判断が出来ません。ボールを扱うのが上手になるには、練習を沢山すれば、ある程度の結果は出せると思いますが、この判断力を鍛えるのはなかなか難しいです。よくコーチが練習の時にプレイを止めてその状況の時にどの様なプレイをしなければならないのか説明する事があります。この時に、コーチが一方的にプレイを指示していまうと、子供たちはプログラムされている機械のように自分で判断する力をつけることが出来なくなってしまいます。サッカーの試合は常に状況が変化して各選手の状況判断が特に求められるスポーツなので、教えるのではなく考え方を導く様な指導が必要だと思うんです。時間はかかりますが将来その子にとってもサッカーだけではなく人生において考える力を学ぶ事はとても大事なことだと感じています。

私の息子は勉強が嫌いです。宿題も大嫌いです。

なのでどうしても先生や私達親にやらされていると言う状況です。これだと本当には身に付かず時間を有効には使っているとは思えません。なので最近、サッカーの試合で良い判断が出来たときにその技術ではなくその考え方を誉めるようにしています。ミスになってしまったパスでも、その時やろうとしたプレイの判断が良いものであったら、わざと大袈裟に誉めてあげるようにしています。そうすることで息子のなかで状況判断が楽しくなってくると思うんです。

では、この状況判断や考える力はサッカーの練習の場でしか出来ないのかと言うとそうではありません。普段の生活の中でも常に考える事は沢山有ります。特に息子の嫌いな学校の勉強中でこの考える事を学んでいるのです。サッカーと勉強を切り離すのではなく学校の勉強もサッカーの練習だと思わせることが出来れば、やらされている勉強も少しは息子の身になるかと思います。

子育てとサッカー

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