ベンチ

強いチームになればなるほど試合に出れるチャンスは少なくなります。

小学生のチームでも、人数が多いチームは4軍まであるそうです。うちのチームは逆で人数が揃わないのでU12のチームは4年生~6年生までのミックスメンバーになります。

4年生の息子には上の学年と競えるので丁度良いと思うのですが、高学年の子でいつも控えになってしまう子がいます。確かに技術的にいまいちなのですが、試合の日には必ず来ています。たまに出場機会をもらっても、緊張しすぎている様なプレイで良い所をなかなか出せません。チームメイトがパスを出しても、トンネルしてしまったり空振りしたり、気の強いチームメイトが試合中に文句を言い出す始末です。

自主練習をして少しでもその成果が見えれば良いのですが、見ている限り変わっていません。そうなるとコーチとしても公式戦の時になかなか使ってあげることが出来なくなってしまいます。息子のような人数の少ないチームでは努力をすればまだ報われる環境にいるのにそれをしない。サッカーをしている意味は各家庭で違いますが、私からすると一種の甘えのような気がします。小学生でも高学年なら、サッカーをやっている意味をちゃんと理解して欲しいと思います。ただ楽しいからでも良いのですが、サッカーが楽しいと思えるのなら、このサッカーから学べる事は上手くボールが蹴れる事よりも、はるかに将来その子にとってためになる考え方や気持ちの持ち方を学べるチャンスなのですが、多分そこまで個人の育成を考えて指導しているコーチは少ないと思います。なので親である私達がきちんとその部分をサポートしなくてはならないと思うのです。今のコーチに私はそこまで求めていませんが、これからジュニアユース、ユースへとなるにつれ、努力はいつも報われると言うことが少なくなり、僅かなチャンスをを活かさなければ、ベンチから試合を見る事が多くなってしまいます。それでも諦めずに、人一倍努力をしても報われず挫折感を味わうかも知れませんが、サッカーを通じて学ぶ事は将来その子の宝物になると思います。親としてサポートするべき事はこの様な所だと思います。

子育てとサッカー

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