入学式

先日、息子の中学校の入学式がありました。制服に身をまとう息子を見て、子供を育てている親と言う視点ではなく、奇跡的に出会えた人、と言う感覚に陥りました。12年の月日はあっという間に過ぎましたが、奇跡的な出会いによって、私自身、これ程多くの大切な物に気付ける事が出来る様になったことを考えると、育てられたのは私の方でもある訳です。

朝から雨が降っていて、前日の様な桜吹雪の中の入学式とは行きませんでしたが、それでも日本で初めての入学式は、私達にとって新たな門出です。新たな生活のリズムにも慣れて行かなければなりません。往復2時間以上かけて通うジュニアユースチームと学校生活を両立して行く事になります。入学式の日も夜7時から練習でしたが、息子の痛めている膝をチームドクターに診てもらうため予定より4時間早く出発しグランド近くの病院へと向かいました。チームドクターはサッカーを専門にしている整形外科医でレントゲンと診察後、リハビリセンターへ移動し、専門のトレーナーの方から説明を受け今後リハビリをして行く事になりました。息子の膝は、軽度のオスグットと言う事でしたが脚の筋肉が固いとの指摘。細かくアドバイスを頂き、とても分かり易く、この先生たちに任せておけば安心だな~と言う気持ちになりました。この道では有名な先生で、この日も沢山のサッカー選手達が来院していました。初診の息子は、待ち時間が非常に長く、結局7時からの練習にも間に合わず病院を出たのが8時過ぎ。帰り道コーチとトレーナーのかたに報告をして家についた時には10時半を回っていました。これからこの様な生活がほぼ毎日なのかと思うと、食事のとり方の工夫をして行かないと育ち盛りの身体に影響が出てしまいそうす。

病院で待っている時に見知らぬ親御さんが息子に声をかけているのが見えました。同じチームのユースの選手の親御さんでした。そのユースの選手は前日の練習試合の時、足を蹴られて大きくはれ上がっていました。松葉杖で痛そうに歩く姿に、どの様な状況だったのか何となく想像出来ました。こちらは高校一年生チーム、相手は全員3年生だったそうです。そのお父さんによると、ぼこぼこにされた試合内容だったとの事です。息子のジュニアユースチームには小柄な選手が多く、週末の公式戦相手は中学3年生チーム。ユースの選手の足を見て、心配になって来た私は怪我をしない様に願うばかりです。

子育てとサッカー

過去の記事はこちら

0コメント

  • 1000 / 1000