卒業式
息子の卒業式。一人一人卒業証書を受け取る前に、将来の夢が語られていました。息子の学年は人数が少ないので他の学校とはちょっと違った雰囲気だった様です。この学年の入学式の時、クラスには4人の生徒しかいなかったそうです。毎年転入生が増え、今年の卒業生は22人。廃校になるかもしれない危機にあったこの小学校に区の政策で新たな試みがなされ、今では狭い校庭の隅にも新たに校舎を新設しなければならない程の人気校になりました。私達もアメリカから帰国する時、この学校に入学出来る様に移り住む場所を決めました。息子の学校生活が少しでも息子にストレスを与えることの無いようにと考えた結果、この学校の事をたまたまテレビのニュースで見て知っていた妻が、直感でここしかないと思ったそうです。国際色豊かで学校行事の時には日本語と英語で発表したり海外からの転入生による各国の説明会など色々な人種と文化が入り混じって独特の雰囲気を作っています。英語よりも日本語の方が苦手だった息子にはまさにうってつけの学校だったわけです。4年生の夏休み前に転入する事となり、最初の日には、その時の担任の先生等によるサッカーの朝練に参加して、クラスの子よりも5,6年生の生徒達と直ぐに仲良くなり、初日で緊張していた息子が得点すると、みんなからハイタッチをもらい笑顔になって行く息子を見て、息子はサッカーが好きで本当に良かったと思いました。
あの時のサッカー好きな先生たちはもうこの学校にはいませんが、あの時の息子にとって、あれ程の良い環境は他になかったと思います。約2年半のこの小学校での生活は親子共々貴重な経験でした。100年を超える歴史がある学校の一員としてこの時間を過ごせた事に感謝いたします。
今この小学校に転入する事は難しいぐらいに生徒数が増えましたが、この新たな政策はまだ始まったばかりで、実際に対処しなければならない先生方は大変な思いをしている事と思います。今まででは考えられないような事を想定しながらの対応にはストレスを伴い、先生方も忍耐力と新たな事へチャレンジして行くと言う気持ちが必要になると思います。私達も陰ながらこの学校の先生方を応援して行きます。頑張ってください。先生方、PTAの方々、学校周辺のコミュニティー活動をしてくれている方々、本当にありがとうございました。
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