意識の違い
日本もアメリカも男子サッカーはまだまだこれからです。しかし、女子サッカーでは日本もアメリカも世界のトップ3に入ります。なぜでしょう?アメリカでは小学生女子の一番人気のスポーツはサッカーですがアメリカも日本も女子のサッカー環境は男子に比べると良いとは言えません。その様な環境の中でも高いレベルを目指して行くには男子よりも強い意志が必要になるのではないかと思うのですが、女子の方が成長するにつれて制約や色々なプレッシャーがかかり、それでもサッカーを続けていけるのは、早い時期から確固たる意識を持ってサッカーに取り組んでいるのかもしれません。
サッカーを始めるとき、みんな最初は楽しいから始めると思うんです。遊びの要素が強いので体を動かす事が好きな子供には入りやすいと思います。しかし、ある時期から子供達によって意識に差が出てきます。ある子は遊び感覚のまま続けていく、ある子はプロを目指して真剣に練習に取り組み上手な子達とプレイすることで楽しさのレベルを上げて行く。ある子はその中間。小学生のサッカーチームってほとんどがこの3通りの感覚を持った子供達の集まりだと思うんです。いつも大会で優勝するようなチームやJ下部のジュニアチームでは殆どがプロを意識した子供たちの集まりですから日々の練習から厳しい戦いがあるのは当然でしょうし当然その中でも小学生レベルでは無い選手もいるわけですが、必ずその子がプロになって行くかと言うとそうでもないのがこの年代。そして息子のチームの様な、ほぼ全員遊び感覚でサッカーをしている環境に身を置いたらプロになれないのか?と言うとそうでも無いと思います。要はその子がどれだけサッカーが好きで、楽しんでいるか?ここが一番重要な事なのかも知れません。確かに、遊び感覚の子とプロを意識している子の間には、大きな差が有るので、その様なチームを離れて強いチームに移籍するというのも一つの方法ですがJ下部組織のチームや強豪チームに入ればプロになれると言う事にはなりませんし、新しいチームで同じ様にサッカーを楽しんで行けるとも限りません。バルサに移籍した久保君の様な例は稀なことですし凄い事ですが、だからと言って将来絶対に久保君にはかなわないと言う訳でも無いと思うんです。
この先、成長して行く中で子供は良くも悪くも変わって行きますし、サッカー から学べる事は多くあり、将来プロになれなくても、本気でサッカーをしていたと言う事を自分の強みにして行ける様に取り組んで行って欲しいです。
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